蒼天の杜に花開く

・1024年 秋

 さて6代目当主を務めた阿弥が旅立ち、現在の鰯杜家は無口で物静かだけど自分の仕事は丁寧にこなす大筒士の照葉、チャキチャキのお姉ちゃんでパワーはゴリ…ゴホン、力自慢の美人拳法家・瑞穂、生真面目で女性には紳士だけどちょっと融通がきかない剣士の勝機、前のめりの火の玉男で口が悪い大筒士の華南、努力型の秀才で将来有望な新人薙刀士の琢磨の5人。

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◆新当主はたくましく育った麒麟児・琢磨。これからお願いしまーす

 当主様って装飾品の付け替えができなくなるから不得意分野の術は最後まで覚えられなかったりするんだけど、先月急成長を遂げた琢磨はその辺ぜんぜん心配なさそう。

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◆家にあった巻き物を全部読み漁って、ほぼ理解しちゃってるのか 凄い

琢磨「技力がもう少しだけ伸びたら良かったんだけど」
華南「お前どンだけ欲張りだ。普通3ヶ月でそれだけ伸びりゃ十分だろ」
琢磨「普通ならね。…でも今は普通とは少し違うしなぁ」

 飄々とした顔で言いながら7代目当主となった琢磨、亡き母から継いだ武具を身に付けていきます。
 今月はいよいよ新当主として初めての討伐です。



 「無理はしないでね」と口数少なく見送ってくれたのは一族最年長の照葉。
 もともともの静かな子だったけど、先日自分より2か月も年下で台所仲間でもあった妹分の阿弥に先立たれたことはずいぶん堪えていたんじゃないかな。照葉の色白の顔色がますます白くなって…って、あれっ?

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◆健康度、落ちてきたのか…

照葉「阿弥から『自分の分も家族を見守って』って言われたのに、これだもんね…うまくいかない」

 小さくなっていく討伐隊の姿を見送りながら愚痴る照葉の肩に、イツ花が無言でそっと羽織を掛けました。

*****

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◆討伐の行き先は相翼院。男子薙刀士の隊長姿を見たのは久しぶり

 道中で歓喜ノ舞をバッサリ倒し悪羅大将を蹴散らして、ガンガン鬼を斬りながら琢磨は奥へ踏み込みます。
 安定したダメージをたたき出す戦いぶりは、家族の中で一番若いけど早くも当主の風格が滲み出ている感じです。

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◆相翼院の最奥で天女とご対面。メチャクチャ美人さんだけど動揺しなさそう!

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◆…って言ったそばから天女に投げキッスされてみんなでご覧の有様だよw

 ま、まぁ『死の接吻』の術封じは厄介だけど、それを見越して力士水や仁王水はいつもより多めに持ってきてるよ。さあどうぞ、飲んで飲んで!グイッと飲んで!

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◆飲んだら瑞穂様、出番です!! 瑞穂「ゴ!リ!ラって…!言うなー!!(金剛変)」

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◆おっと攻撃しすぎてうっかり変身させちゃった。おっかない蹴りが来る前にたため!

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◆反撃の隙を与える前に撃破 またね、お業さん

勝機「…本当に行くつもりですか」
琢磨「うん。勝兄さんには『まだ早い』ってさんざん止められたけどね」
勝機「当然です!当主様はまだ今回で2度目の出撃。貴方に何かあったら亡くなった阿弥様や『無理はしない』と約束してきた照葉さんに合わせる顔がない!」
琢磨「わかってる、無理はしない。無理はしないで、余裕をもって髪を倒すよ」
勝機「琢磨…いや、当主様!そうじゃなくて」

瑞穂「ふふ、説得は無理みたいねえ勝っちゃん。こうなったら腹くくりましょ」
華南「なあ、まだかよー?グダグダやってないで早く行こうぜ」

 思い切り渋面の勝機に「大丈夫」と頷きながら母の形見となった薙刀を取り出すと、琢磨は一行を引き連れて鬼子母の間の奥へと進みます。

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◆七代目当主様、二ツ髪戦に挑戦です

 前回戦った四ツ髪と違って二ツ髪は高い物理攻撃に加えて印虎姫や野分の術も使いこなす厄介なヤツ。
 特にこっちは風技が致命的に死んでる華南がいるから、印虎姫の雷2発も喰らえば危険水域。さらにヤツの敏速は髪の中でも最高値(999)!どうしても初手のターンは取られがち。とにかくなんとか耐えておくれ!

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◆早速バフ無しノーガードの勝機がぶん殴られます!イタタター!

 大防具を着込んだ剣士の防御力でもこのダメージか!おっかないなぁ、次の攻撃が来る前に建て直さないと!

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◆石猿と仁王水で強化&強化!さらに忘れちゃいけない魂寄せの術

 魂寄せの技力奪取は技力の低い二ツ髪にはとっても有効。術の発動回数が減らせます。
 印虎姫を封じちゃえばちょっとは脅威が減ったかな?
 
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◆では先生、やっちゃってください!ゴリ…こ、金剛変ー!

 よしよし、瑞穂の金剛変さえ皆でコピーしちゃえばあとは楽勝だ!全員白鏡の詠唱用意!…あ、華南は大人しく有寿ノ宝鏡でも掲げておきなさいね(心水があまりに低くて未だ習得できてないのですw)。

 なーんてちょっと油断したら

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◆よりによって強化済みの瑞穂に野分がヒット!うっわ、二ツ髪さん戦上手か!

瑞穂「え、ちょっ!やめっ…うきゃーーーー!

 ぶっとんでいく瑞穂を呆気にとられて見送る男子3人(どうでもいいけど直立不動の格好で飛んでく瑞穂がおかしすぎますw)。

勝機「瑞穂さん!!」
華南「気ぃ削がれてんじゃねえ!あのデカブツ潰すのが先だ!」

 とにかく瑞穂が飛ばされる前に勝機が白鏡コピーを済ませていたこと、走竜持ちの琢磨が飛ばされなかったことが幸いしました。切り込み隊長役の瑞穂が抜けた穴は勝機と華南でカバー、白鏡で瑞穂の能力コピーした琢磨の双光斬で二ツ髪の体力を充分に削って…

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◆最後は勝機の一撃で撃沈!

 よーしよし、髪2本目を撃破です!男子たちの目の前で変な恰好で飛ばされちゃった瑞穂には災難だったけど、運も手伝って宣言通り余裕を持って倒せたかな?

 一行が屋敷に帰宅してみると、留守を守っていた照葉が床の中からみんなに笑いかけてきました。

照葉「アンタ達…やってきたね?」

 髪を倒してきた報告をする前に言い当てられて、悪びれもせず「はい」と答える琢磨にあきれながらも照葉は嬉しそうだったようです。そして

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◆マイ辞書を持ってて黙々と調べものしてるところ照葉らしいなぁ

 照葉、お疲れ様。これからは天国から皆を見守ってね…と、思ったら!

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◆あーっ!この子天国からじゃなく天界から見守るつもりだ!

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◆一族初の氏神は照葉にお願いすることになりました

 きっと照葉は「阿弥との約束通り、自分はみんなをずっと見守る」って強く心に決めていたんだろうな。自分の仕事をきっちりこなす、責任感の強い子でした。
 一族初の氏神様として、高いところからみんなを見守ってくれるんですね。

 神名は「花芯鰯杜」。百合唐蝶子様の娘で名前にも「葉」の字がついてる照葉、植物やお花に縁があるなあと思っていたんですが氏神名でついにお花として咲くことになりました。綺麗な名前がついて嬉しいです。


2017.08.21 | | 俺屍R 鰯杜家 |

プロフィール

Author:鰯田(いわした)
 年季の入った「俺の屍を越えてゆけ」好き&妄想家です。よろしくお願いします。
 当ブログに拍手やコメント等頂き、心から感謝しています。届け、この想い!

※当ブログには物語のネタバレも記載されております。ご注意ください。

参加させていただきます

俺屍20周年祭/主催:望月木霊様
開催期間:2019/04/1~12/31

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「家系図ジェネレーター(@oreshikagen様)」で作成した当家の家系図です。
(クリア後ネタバレ有)

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